開催地さいたま市中央区
【毎月ひらく、まちのミニシアター!】
≪作品紹介≫
山口百恵、松田聖子、原田知世、宮沢りえ──時代を彩るアイドルたちのみずみずしい魅力にあふれる4作品を紹介いたします。
『伊豆の踊子』(1974年)
青春小説の名作として知られる川端康成の同小説の西河克己監督による映画化。山口百恵は1970年代のアイドル歌手として絶大な人気を誇っており、相手役となる一高生役は公募され、まだ無名だった三浦友和が抜擢された。
『野菊の墓』(1981年)
伊藤左千夫の原作小説を、詩情豊かに描いた作品。本作は同小説の3回目の映画化だが、澤井信一郎監督は当時人気絶頂の松田聖子から「アイドル歌手」の雰囲気を見事にぬぐいさり、彼女の素顔の魅力を導きだしている。
『時をかける少女』(1983年)
筒井康隆が書いたSF小説を原作に、大林宣彦監督がテクニックを縦横に使い描いた。この映画でスクリーン・デビューを果たした原田知世は、角川映画の新人募集で選ばれてテレビドラマで一躍人気を獲得、この作品により角川のトップ・スターとなった。
『ぼくらの七日間戦争』(1988年)
宗田理の同名小説の映画化で、テレビCMで人気を集めた、宮沢りえの映画デビュー作。監督の菅原比呂志はカリフォルニア州立大学で映画製作と演出を学んだ後、角川映画の助監督、プロデューサーを経てこの作品で監督デビューした。