開催地さいたま市大宮区
10/1(木)~12(月)11:00~18:00
場所:Gallery Sakura Mohila(ギャラリーサクラモヒラ)
定休日:毎週火曜・10/11(日)
藍染をテーマにした品々の展示販売と、貴重なお話会、
藍染をとり入れたワークショップを予定しています。
日本、アジアのみならず、藍染めは西洋、アフリカでも珍重され、グローバルに歴史を重ねて来ました。
藍染めの歴史的な背後を知るまでは、藍の色合いを単純に楽しみ、愛でるだけでした。
バングラデシュと偶然に関わることになり、かの国の産業である布や染めの生産現場に出入りするうちに、インディゴを知りました。インディゴはインドの藍です。そしてそのインディゴが、西洋やアフリカとアジアを結びつけていたのです。びっくりとするような背景をともないながら。
興味が湧いて、関係する本を読んでいくうちに、アジアと西洋、そしてアフリカを結ぶ藍染めの背景が見えてきました。藍は、グローバルに、人間の営みの歴史を生きていたのです。
「ジャパン・ブルー」としてあまりにも世界に名が知れた日本の藍染めの芸術性は、ともすれば藍染めは日本の伝統工芸であるかのような錯覚を覚えます。
実はアジアの中で、藍は生活に密着し、インド、中国はもとより、インドネシア、カンボジアなどのアジア諸国と、東インド会社を通して、西洋の社会の中に地位を確立したブルーでもありました。西洋は寒い国で、藍を得ることは難しく、だからこそ、喉から手が出るほどに渇望しました。渇望が強いだけにその手段も強烈だったのです。
今回の藍染めの製品は、アジアの藍に加え、西アフリカからのものも少しあります。それぞれの国の藍のニュアンスをお楽しみいただきたいと思います。
新コロナ菌の影響で、思うように計画が運びませんでしたが、この計画は毎年視点を変えながら、催したいと思います。
多面的に、生活と身近な藍とふれあってくださることを願います。
【藍染・展示販売】
・Sakura Mohila(バングラデシュ)
・幼い難民を考える会 ピダンクメール(カンボジア)
・マデリーフ&カニールス(南アフリカ)
・染処 風来坊(日本)
・Raffitia(マダガスカル)
・YAYA BANSO(カメルーン)
その他、雲南省の藍染などの展示を予定しています。