開催地さいたま市中央区
☆毎月ひらくまちのミニシアター☆
【作品紹介】
ナチスドイツによる大量虐殺はなかったと主張するホロコースト否定論者と、 ユダヤ人歴史学者が裁判で争い、世界中の注目を集めた実在の事件を基に描かれた法廷劇。勝利のために歴史の真実を追求するユダヤ人歴史学者を『光をくれた人』のレイチェル・ワイズ、ホロコースト否定論を唱える歴史学者を『ターナー、光に愛を求めて』のティモシー・スポールが演じる。監督は、『ボディガード』の監督であり、最近はドキュメンタリーを数多く手掛けているミック・ジャクソン。
【あらすじ】
1994年、アメリカのジョージア州アトランタにあるエモリー大学でユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットの講演が行われていた。彼女は自著「ホロコーストの真実」でイギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングが訴える大量虐殺はなかったとする“ホロコースト否定論”の主張を看過できず、真っ向から否定していた。アーヴィングはその講演に突如乗り込み彼女を攻め立て、その後名誉毀損で提訴という行動に出る。異例の法廷対決を行うことになり、訴えられた側に立証責任がある英国の司法制度の中でリップシュタットは〝ホロコースト否定論“を崩す必要があった。彼女のために、英国人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査に繰り出すなど、歴史の真実の追求が始まった。そして2000年1月、多くのマスコミが注目する中、王立裁判所で裁判が始まる。このかつてない歴史的裁判の行方は…。
(2016年/イギリス・アメリカ/110分)