開催地さいたま市浦和区
☆毎月ひらく、まちのミニシアター☆
【解説】
2017年4月にリニューアルオープンした埼玉会館にて、埼玉県出身の女優・三宅邦子に焦点を当てた特集上映『埼玉が生んだ女優 三宅邦子〜小津安二郎監督作品選〜』を2017年年間企画として行います。4月の『東京物語』を皮切りに、『晩春』『秋刀魚の味』など小津安二郎監督の珠玉の名作を6本上映いたします。「ひかえめながらしっかりした品のいい女性」を日本映画に残した三宅と、世界レベルで高い評価を受ける小津のコラボレーションをお楽しみください。
【晩春】
鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。いつまでも渋る紀子を結婚させるため、周吉はついにある決断をするのだった。
(1949年/白黒/108分)
【秋日和】
共通の友人だった三輪の七回忌で、間宮、田口、平山の三人は、未亡人である秋子とその娘アヤ子と再会。婚期を迎えたアヤ子に結婚相手をと、三人はお節介を焼こうとするが、当の本人はまだ結婚の意思がないと言う。アヤ子が結婚しないのは、秋子に対する遠慮があるのではないかと考えた三人は、秋子の再婚話を進めようとする。
(1960年/カラー/128分)