開催地川口市
当法人が運営する川口太陽の家の「サンだいち班」では、障害のある17名がウエス作り(工場などで油拭きに利用する布)と表現活動を主な仕事としています。
言葉で表現することが苦手な彼らの生活には様々な困難がありますが、職員やメンバーとともに関わりを大切にしながら仕事に向き合い、じっくりと歩み続けてきました。
昨年、初めてのグループ展「できないことと、できることの間に-サンだいちのメンバー17名による作品展-」を開催し、
本人だけでなく家族や職員などの周りの人の変化も含めて大きな反響がありました。
本展では、昨年の展覧会に続いて、作品だけでなく日々の支援の中で大切にしている福祉的な視点も紹介します。
近年、障害のある作家の作品が評価され、注目を集めているからこそ、福祉施設での実践を伝えることで、
支援と表現することの関係について見つめ直し、福祉、美術を超えて社会的な価値への問いかけとなることを願います。