開催地所沢市
【ゼンフィルが贈る、「終わり」と「はじまり」のマーラー】
Sehnsucht Philharmoniker《ゼーンズフト・フィルハーモニカ》、通称ゼンフィルは、Sehnsucht;憧憬の名のもとに結成されたオーケストラです。団員の多くは東京慈恵会医科大学音楽部管弦楽団出身ですが、今回はその枠を超え、さまざまな場所から奏者が集まりました。旧友との再会、指揮者・米津俊広先生のもとで音楽をふたたび紡ぐ喜び、さらに新しい仲間を迎え、音楽を通じた新たなつながりが生まれることへの期待が、当団の結成を実現させました。
創立記念となる本演奏会では、マーラーが未完のまま遺した「終わり」の交響曲である第10番、そして「はじまり」の交響曲である第1番を取り上げます。交響曲第1番は、東京慈恵会医科大学音楽部管弦楽団第107回定期演奏会(2018年5月)でも演奏されました。当団にはこの演奏会を経験した者・経験しなかった者の双方が参加していますが、両者のつながりは新型コロナウイルス感染症の拡大によって一時失われてしまっていました。このようなつながりの切れ目は、多くのアマチュアオーケストラに当てはまります。奏者同士の深い結びつきを憧憬しながら再構築し、その文化を後世へと語り継ぐ―─当団の憧憬の精神は、本演奏会で取り上げる「終わり」と「はじまり」の象徴である2曲とも深く響きあいます。
当団は、音楽とともに、奏者、指揮者、そして観客のみなさまと過ごす時間そのものを何よりも大切にしています。すべての人と人とのつながりのもとに今、新たな音楽の輪が描かれる――ゼンフィルが紡ぐマーラーに、どうぞご期待ください。
◇プログラム
グスタフ・マーラー/交響曲第1番
グスタフ・マーラー/交響曲第10番第1楽章
◇指揮
米津 俊広
◇管弦楽
Sehnsucht Philharmoniker
◇協賛
埼玉県芸術文化祭2025協賛事業
◇後援
埼玉県、埼玉県教育委員会、所沢市、公益財団法人所沢市文化振興事業団、埼玉新聞社
◇公式サイト
sehn-phil.jp
◇公式X(旧Twitter)
@sehnPhil
◇公式Instagram
@sehnPhil